アルファベットパズル(遂行機能訓練)とは
このアルファベットパズルは、特定のルールに従ってA・B・Cなどの文字を配置していく論理パズルです。数字のパズルとは異なり、アルファベットという「記号」を処理することで、脳に新鮮な刺激を与えます。「順序を考える」「条件を整理する」「矛盾を解決する」といった、物事を効率よく進めるために必要な「遂行機能」を効果的にトレーニングできます。
リハビリの目的と期待される効果
- 遂行機能の向上:複雑な条件を整理し、論理的な手順を組み立てる力を養います。
- ワーキングメモリの活性化:複数の文字や条件を一時的に記憶しながら、パズルの空白を埋める作業をスムーズにします。
- 柔軟な思考(思考の転換):一つの方法で行き詰まった時に、別の可能性を検討する思考の柔軟性を促します。
このような方におすすめです
- 遂行機能障害により、日常生活での段取りや整理整頓に課題がある方
- 高次脳機能障害のリハビリとして、数字以外の刺激で脳トレを行いたい方
- 計算は得意だが、記号や文字の処理に挑戦してみたい方
- 認知症予防として、新しいルールを学ぶことで脳を活性化させたい方
実施方法とステップアップのコツ
アルファベットに馴染みがない方でも、無理なく取り組めるようサポートしましょう。
1. 文字の並び順の確認
「A・B・C・D…」という並び順をあらかじめ確認してから開始します。必要であれば、プリントの端にアルファベット順を書き込んでおくとスムーズです。
2. 試行錯誤のプロセスを重視
正解を導き出すことだけでなく、「なぜここにAが入るのか?」という理由を考えながら進めることが遂行機能の強化に繋がります。
3. 難易度の選択
まずは2×2や3×3などの小さなマス目から始め、アルファベットを配置するルールに慣れることからスタートしてください。
セラピスト・指導者へのアドバイス
アルファベットに抵抗感がある方には、「これは記号のパズルですよ」と伝えて心理的なハードルを下げてみてください。また、遂行機能訓練では「自分の間違いに自分で気づく(自己モニタリング能力)」が重要です。間違いがあった時はすぐに指摘せず、「この列に同じ文字が2つないかな?」と問いかけ、自ら修正する機会を作ることがリハビリ効果を高めるポイントです。





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