転換性注意を養う「記号抹消課題」とは?図形認識と切り替え能力のトレーニング
このページでは、注意障害のリハビリテーションに有効な「記号抹消課題(シンボル・キャンセレーション)」のプリントをまとめています。
数字抹消課題との大きな違いは、「図形や記号をターゲットにする」点にあります。文字としての意味を持たない記号を識別しながら、ルールに従ってターゲットを切り替えていくことで、脳の視覚探索能力と転換性注意(注意の切り替え)をより強力に活性化させます。
記号抹消課題に取り組むメリット
記号を用いたリハビリテーションには、以下のような特有の効果が期待できます。
- 視覚的照合能力の向上: 複雑な記号の中から正解を見つけ出すことで、形を捉える力が養われます。
- 注意の柔軟性(セット・シフティング): 「次は星印、その次は丸印」といったルールの切り替えをスムーズに行う訓練になります。
- 無視(半側空間無視)の改善: 画面全体に散らばった記号を追うことで、視覚的な見落としの改善にも役立ちます。
リハビリ現場での活用方法と対象者
当サイトのプリントは、病院のリハビリテーション室、デイケア、介護施設、そしてご自宅での自主トレ用として設計されています。
【このような方に最適です】
- 注意障害により、作業の途中で混乱しやすい方
- 高次脳機能障害で、新しい情報を柔軟に取り入れるのが難しい方
- 認知症予防として、少し難易度の高い脳トレに挑戦したい方
【セラピストへのアドバイス】
まずは記号の種類が少ないプリントから開始し、成功体験を積み重ねることが重要です。誤反応(間違えて消したもの)を分析することで、その方の注意の特性(衝動性や見落としの傾向)を把握するツールとしても活用可能です。




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